Nishinomiya Arts and Culture Association

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音楽

中西 覚

NAKANISHI Satoru

1934年大阪生まれ。
1945年大阪大空襲で焼け出され丹波に疎開する。
兵庫県立柏原高等学校在学時のすばらしい師と仲間との交わりの中で音楽への志が芽生え、
専門の道を歩むこととなる。
大阪学芸大学(現大阪教育大)を卒業。公立学校教員を経て神戸山手女子高等学校音楽科主任、同短期大学講師、同中学高等学校校長、神戸常磐短期大学講師などを歴任。
1969年作曲家小山清茂氏と出逢い強い影響を受ける。
197l年同氏と作曲集団たにしの会を結成し作品発表、日本和声の研究を始める。
今までに7回の作品展(文化庁芸術祭参加2回)のほか、同人作品発表会、各種コンサートへの出品、
著書「日本の音階と和声」、「わかりやすい楽典」や、楽譜・CD出版など息長く意欲的に作曲活動を続けている。
作品は、兵庫県民創作オぺラ「おさん茂兵衛丹波歌暦」などオぺラ9作。
関西オーケストラプロジェクトで、管弦楽のための「みちのく」「潮もかなひぬ」(秋山和慶指揮・関西フィル)を発表するなど管弦楽曲20曲。
2010年アジア音楽祭IN東京で「二つの寓話」が演奏されるなど合唱曲96曲。
09年CD「日本歌曲」全集第4集團伊玖磨,中西覚"の発売に続き10年「歌曲集1」15年「歌曲集2」「19年「歌曲集3」が上梓されるなど歌曲127曲。日本の作曲家2010で「琵琶とチェロのための絃歌」が出版コンサートとして演奏(サントリーホールブルーローズ)されるなど器楽曲l8曲。
NHK FMでピアノソナタ第2番が放送されるなどピアノ曲15曲。
「走れメロス」「時計のない村」が出版されるなどオぺレッタ・音楽物語5作。
「春」が出版されるなど音楽狂言2作。レクイエム「明日へ」1作(大阪フェスティバルホール)。 県民創作公演カンタータ「希望」1作。
組曲「祭り」「嬉遊曲」などリコーダ一曲多数、等がある。

指揮活動は、オーケストラ・合唱・自作オぺラなど多岐にわたる。特に西宮少年合唄団の指導は57年を超える。
その指導実績により世界の子どもたちのための奉仕団体である国際キワニス日本地区より日本キワニス文化賞を贈られる。
200l年ウィーン世界青少年音楽祭に同合唱団を率いて参加し、合唄の部第2位、その成果により翌年西宮市音楽特別賞、2009年第4回兵庫県アンサンブルフェスティバルにおいてアンサンブルピリカを指揮し兵庫県知事賞、2014年フィレンツェ国際合唱フェスティバルに参加し、西宮少年合唱団を児童合唱の部第l位、アンサンブルピリカを室内合唄の部第3位などの受賞に導く。
地域文化功労者表彰(文部科学大臣)、日本キワニス文化賞、兵庫県芸術文化団体半どんの会60周年記念「半どん文化大賞」、大阪文化祭賞(関西オーケストラプロジェクト12)、音楽教育功労賞(日本教育音楽協会)、
兵庫県文化賞、神戸市文化賞、西宮市民文化賞、同教育功労賞、ブルーメール賞などを受賞。
現在、日本作曲家協議会会員。ひょうご日本歌曲の会代表、作曲集団たにしの会代表、創造的音楽活動グループ野薔薇の会代表、神戸波の会理事、全日本少年少女合唱連盟相談役、兵庫県音楽活動推進会議願問、神戸芸術文化会議相談役、歌の会青い星願問その他の役職。西宮少年合唱団、アンサンブルピリカ、コールセラフィム、女声合唄団コスモス、プチコール夙川各指揮者。